
タクシー営業では、残念ながら無賃(無銭)乗車が発生することがあります。多くの乗務員が一度は経験するトラブルですが、対応を間違えると
「トラブルの拡大」、「危険な状況」につながる可能性があります。
タクシー乗務員が 無賃乗車に遭った場合の対応方法をまとめました。
無賃乗車とは
無賃乗車とは、タクシーの料金を支払わずに逃げる行為です。
例えばこのようなケースがあります。
- 支払いを拒否する
- 「お金を取ってくる」と言って逃げる
- 到着後にそのまま逃走する
無賃乗車が発生したときの基本対応
無賃乗車が発生した場合、次の対応を行います。
- 無理に追いかけない
- 車両の安全を確保する
- 会社へ連絡
- 警察へ相談
特に 無理に追いかけるのは危険なので避けましょう。
乗務員が覚えておくべきポイント
無銭乗車に遭った場合は、できるだけ次の情報を記憶・メモしておきます。
- お客様の特徴(年齢・服装など)
- 降車場所
- 乗車場所
- 走行ルート
ドライブレコーダーの映像も非常に重要な証拠になります。万が一(車内カメラ不良など)に備えて確認しておいてください。
支払いを拒否された場合
お客様が料金の支払いを拒否するケースもあります。
この場合は、まず冷静に内訳と経路等について説明します。
それでも支払いに納得していただけない場合は、「会社へ連絡」または「警察へ相談」となることがあります。
支払いを拒否して逃走しようとする場合に備え、「支払いが完了するまでドアを開けない」、設定可能であれば「後席ドアを手動で開けられない設定にする」ことも有効です。
「お金を取ってくる」と言われた場合
よくあるケースです。
お客様が「家からお金を取ってきます」と言って車を降りる場合があります。この場合、
- 車内に荷物を置いてもらう
- 玄関まで付いていく
- 近くで待機する
などの対応をすることがあります。
荷物を置いておくよう依頼するのは常套ですが、使えないスマホ(モック、SIM契約解除済み)、身分証明書(紛失しても簡単に再発行できる)、(ゴミなど不用品の入った)荷物という事例があります。
集合住宅の場合は正面入り口から入って裏口から逃げられることが多いです。このため、「玄関まで付いて行ってその場で清算する」のがベストです。
無銭乗車を防ぐための対策
完全に防ぐことは難しいですが、次のような対策があります。
- 不自然な行動に注意
- 深夜の乗客は特に注意
- 支払い方法を事前に確認
単独のご乗車で目的地をはっきり告げず、複数個所を転々と移動するような場合は非常に危険ですので、注意してください。
危険を感じた場合
お客様が
- 暴言
- 暴力
- 威圧的態度
をとる場合は、自身の安全を優先してください。無理に対応せず「会社へ連絡」または「警察へ相談」を検討しましょう。
まとめ
タクシー営業では無賃乗車のトラブルが発生することがあります。しかし、冷静に対応することが重要です。
- 無理に追いかけない
- 会社へ報告する
- 必要に応じて警察へ相談する
安全を最優先に対応しましょう。
参考リンク
【現場対応】クレーム対応完全ガイド
顧客対応・トラブル対応-TIPS



